「まだ何も起きていない」のに、心配ばかりしてしまう
実際には何も起きていないのに、悪い未来ばかり想像してしまうことはありませんか?
私も以前は、「きっと失敗する」「悪い結果になるかもしれない」と、まだ起きてもいない出来事を何度も頭の中で繰り返していました。
ところが、ある日こんな言葉に出会ったのです。
「それは本当に事実ですか? それとも予想に過ぎないのですか?」
その言葉を意識するようになった直後、思いがけない良い出来事が続けて起こりました。
その経験から私が実感したのは、未来は悪いことばかりではないということです。
今回は、まだ何も起きていないのに悪い未来ばかり想像してしまう方へ、「予想」と「事実」を分けて考える大切さと、未来には良い出来事も起こり得るということを、私の実体験を交えながらお伝えします。
心配しすぎる性格は治るの?
私は昔から心配性でした。
仕事でも空手でもブログでも、何かあるたびに悪い未来を想像してしまいます。
「失敗したらどうしよう」
「相手に迷惑をかけたらどうしよう」
「怪我をしたらどうしよう」
実際には何も起きていないのに、頭の中では最悪のシナリオがどんどん出来上がっていくのです。
そんな自分が、たまに嫌になります。
しかし、ある日気づいたことがあったんです。
もしかしたら私は「心配性」なのではなく、先のことを考える力が強いのかもしれないということに。
なので、冒頭の質問に答えるならば、治るというよりは、考え方を変えるということだと思います。
脳は悪い未来を予想するようにできている
人間の脳は、危険を予測することで生き延びてきました。
昔なら、草むらの影で何かが動いたり、揺れたときには
「風かな」それとも「気のせいかな」
と思う人よりも、
「本当はライオンが出てきて、襲われるかもしれない」
と思った人のほうが生き残る可能性は高かったでしょう。
だから私たちの脳は、今でも危険を先回りして考える癖があります。
メールの返信が遅い。
相手の表情が少し暗い。
仕事で少しミスをした。
そんな小さな出来事でも、
「嫌われたかもしれない」
「大きな問題になるかもしれない」
と、勝手に物語を作ってしまいます。
脳の仕組みを知ると、「自分だけがおかしいわけじゃないんだ」と少し安心できます。
ADHDと多動脳の関係をわかりやすく書いた記事です。

責任感が強い人ほど心配しやすい
私は仕事でも、空手の指導でも、「迷惑をかけたくない」という気持ちが人一倍強いと思います。
忘れ物をしたくない。
約束を守りたい。
相手をがっかりさせたくない。
この責任感は決して悪いことではありません。
むしろ私を支えてくれている長所です。
ただ、その責任感が強すぎると、
「もし〇〇だったらどうしよう」
という考えが止まらなくなります。
責任感があるから心配する。
だから、自分を責める必要はないのだと思います。
仏教でいう「妄想」
仏教には「妄想(もうそう)」という言葉があります。
妄想というと空想や夢のように聞こえますが、ここでいう妄想とは、
「現実ではなく、自分の頭の中で作り上げた世界」
という意味です。
例えば、
現実は、「メールの返信がまだ来ていない」
それだけです。
ところが頭の中では、
「怒っているのかもしれない」
「嫌われたのかもしれない」
「もう終わりだ」
と、次々にストーリーを作ってしまいます。
現実は一つなのに、苦しみは自分の頭の中で何倍にも大きくしてしまう。
私はこの考え方を知って、とても腑に落ちました。
現実と想像を分けるだけで、こんなに苦しみが減るのかということに驚きを隠せません。
私が心がけるようになった一つの質問
最近は心配になったとき、自分にこう問いかけています。
「これは本当に事実なのか?それとも予想に過ぎない?」
さらに、
「今この瞬間、本当に問題は起きているのだろうか?」
と自分に聞いてみます。
すると意外なほど多くの場合、「まだ何も起きていない」という答えになってたりします。
それだけで、不安が少し小さくなるような気がしています。
そして、その日に起きた出来事
実はこの考え方を教わったその日、思いがけない出来事がありました。
会社から、
「今日から日給を500円上げます」
と言われたのです。
決して大きな金額ではありません。ですが、20日出勤すれば、1万円です。
この給料がなかなか上がらない時代に、本当に嬉しい!
さっきまで悪い未来ばかり考えていたのが嘘みたいに、現実はまったく逆でした。
思ってもいなかった良い出来事が起きたのです。
現実とは全く逆の結果になりました。
「人って、なかなか良い方向には考えられないものなんですよね」
そうなんです。人は悪い未来ばかりを想像します。
でも人生には、予想もしなかった良い出来事も突然やってくるのです。
未来は、悪いことだけでできているわけではありません。
先を読む力は、悪いことではない
私は以前、「考えすぎる自分はダメなんだ」と思っていました。
でも今は少し考え方が変わりました。
私は心配性なのではなく、先のことを考える力が強いのです。
その力があるから、
仕事では忘れ物を防ぐ仕組みを作ったりできますし、
空手では相手との駆け引きを考えられる。
ブログでは読者が悩みそうなことを先回りして考えられる。
つまり、この力は私の長所でもあります。
必要なのは、この力をなくすことではありません。
使うタイミングを選ぶことです。
今日からできること
もし今、心配で苦しくなっているなら、一度だけ立ち止まって、自分に聞いてみてください。
「これは事実ですか?それとも予想ですか?」
そして、もう一つだけ付け加えてみてください。
「悪いことが起こるかもしれない。でも、良いことが起こるかもしれない。」
未来は誰にも分かりません。
だからこそ、悪い未来だけを信じる必要もないのです。
私自身、この言葉に何度も助けられています。
もしこの記事が、今まさに心配事で苦しんでいる誰かの心を少しでも軽くできたなら、とてもうれしく思います。

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