中古ハイエースをDIYして老後を楽しむ|キャンピングカーに憧れた私の選択

青空の元、キャンピングカーが走っている
テント泊から車中泊へ──。無理なく、夫婦で穏やかに楽しむキャンピングカーとの暮らし。

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キャンピングカーに憧れはあるけれど、実際に購入となると費用や維持費が心配で一歩を踏み出せない──そんな人も多いのではないでしょうか。

こんにちは。ブログ『LifeSpirit』を運営しているKenjiです。

自然や心の修行をテーマにしながら、日常の小さな楽しみも大切に書いています。


私自身も同じように悩み、若い頃のキャンプ体験や今の車生活を思い返しながら、老後の楽しみとして「なぜキャンピングカーに惹かれるのか」を考えてきました。


この記事では、私の体験談をもとに「なぜキャンピングカーなのか?」を共有し、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

そのためには、まず30年前の初キャンプ体験を振り返ります。


続いて、今乗っているプリウスでの生活と比べながら、これからのキャンプの形を探ります。


そして、「テント泊ではなく車中泊を選んだ理由」や、キャンピングカーをDIYで作ろうと決めた思いについてもお話しします。


読んでいただくことで、老後の趣味や自然との付き合い方について、自分に合ったスタイルを見つけるヒントになるはずです。


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目次

30年前のキャンプ体験と自然の感動

私が初めてキャンプの魅力に触れたのは、若干23歳の頃。

トラック運転手の先輩夫婦に誘われて、静岡県の朝霧高原に行ったときでした。

当時はまだオートキャンプなるものを全く知らずにいた私。

富士山を目の前に、車の横でテントを張り、バーベキューとビールを片手に、「なんと素晴らしい光景だ!」と感動したことを覚えています。

以前までのキャンプのイメージは、キャンプ場まで重たい荷物を運び、やっとの思いで準備をするという修行のようなイメージでした。

しかし、このオートキャンプは目の前まで車をつけて準備ができることにまずは驚きました。


そして、その日は日帰りで帰る予定でしたが、先輩夫婦との語らいとその光景があまりに楽しく、時間を忘れてしまうほどでした。

「せっかくだから、もう一泊していこう」という流れになり、レンタルテントで延泊することになりました。

この手軽さが私のキャンプ心に火をつけました。

自然の中にどっぷり浸かり、日常を忘れる特別な体験でした。

この体験が「車とキャンプは相性がいい」と気づいたきっかけでした。


忙しい日々とキャンプからの距離

その後は仕事に追われる日々が続き、あの時のキャンプのように自然と向き合う時間は、少しずつ遠ざかっていきました。

忙しさの中で、心のどこかにぽっかりと穴があいたような感覚を覚えていたのを思い出します。

けれども「自然の中で自由に過ごしたい」という思いは、心のどこかにずっと残り続けていました。

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老後の夢──自然の中でのささやかな暮らし

50代を迎える頃になると、不思議と「これからの人生をどう楽しむか」という問いが心に浮かぶようになりました。

若い頃のように前だけを見て突っ走るのではなく、立ち止まって老後の過ごし方を想像する余裕が出てきたのです。


大きな贅沢を求めるのではなく、妻と二人で穏やかに自然と戯れる暮らしがしたい。

そこで思い出したのがオートキャンプでした。

宿泊旅行ももちろん良いのですが、車中泊なら「自然の近くに身を置きながら、自分たちのペースで旅ができる自由さ」が魅力的なことに気づいたのです。


テント泊ではなく車中泊を選んだ理由

若い頃はテントを張るのも遊びの一部でしたが、年齢を重ねるとその後の片付けやテントの乾燥作業まで考えると大変です。

特に妻にその負担を任せたくはなく、二人でゆったりと自然を楽しむためには、テントよりも車中泊のほうが合っていると感じるようになりました。

✅ 設営や撤収に時間がかかる

✅ 雨天時は片付けが大変

✅ 妻にテントの洗濯や乾燥といった手間をかけたくない

そこで私は「テント泊を否定するのではなく、人生の段階に合った選択」として車中泊を選びました。

図解:テント泊 vs 車中泊 比較表

項目テント泊車中泊
設営・撤収楽しいが手間大準備不要、撤収も楽
寝心地地面の影響あり車内で足を伸ばして快適
荷物管理外置き必要車内に積める
雨天時設営・乾燥に苦労天候に左右されにくい
自由度自然を直に感じる移動・滞在がスムーズ

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車中泊を快適にするなら、最初に導入したいのはインフレーターマット。設置が簡単で寝心地も改善され、翌朝の自然との向き合い方も変わります。

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プリウス生活とこれからの準備期間

実は今、僕が乗っているのはプリウスです。


つい最近車検を取ったばかりなので、すぐにキャンピングカーを買うわけではありません。

だからこそ今は「準備期間」として、プリウスで車中泊の工夫を試しているところです。

これは、夢に向かう前の“土台作り”でもあり、僕にとっては小さな修行のような時間でもあります。

📌 関連記事:そのプリウスが実は大変なことに…👉 【プリウス中古車の故障例】22万kmで突然起きたABS異常──そこから始まった“買い替えの縁”の物語


候補車種を考えるときの視点

キャンピングカーといえばハイエースやキャラバンが王道。
しかし実際には他にも候補があります。

✅ 快適性重視:アルファード、エルグランド、グランエース

✅ アウトドア重視:デリカD:5

✅ コスト重視:軽バン(エブリイ、アトレー)

大切なのは「どの車を選ぶか」よりも、「どんな自然との関わり方を望むか」だと感じます。

【画像】車種比較のイメージ写真


維持費と現実的な判断

維持費についても現実的に考えてみました。

年間経費の比較

プリウス: 年間約20万円 ┗ 燃費性能が高いためガソリン代を大きく節約可能。維持費も比較的安く、長距離走行でもコストを抑えられる。

ハイエース: 年間約35万円 ┗ 燃費はプリウスに劣るが、積載量やアウトドア用途での利便性が高い。 プリウスとの差はおよそ15万円で、「実用性を取るかコストを取るか」が選択のポイント。

アルファード: 年間35〜40万円 ┗ 高級ミニバンとしての快適性が魅力。燃費や維持費はハイエースとほぼ同等で、 乗り心地や車内空間を重視する人に向いている。

※ これは私自身の走行距離や使い方に基づいたおおよその試算です。 実際の維持費は使用状況や地域、車両状態によって変わります。

つまり「動く家」としてのハイエースは、アルファードと比べても維持費に大差はありません。


見た目の高級感や快適装備ではアルファードが勝りますが、積載性や居住空間の自由度ではハイエースが圧倒的です。

さらにハイエースは、キャンピングカー仕様の 8ナンバー登録 を行えば自動車税は安くなります。


ただしその一方で、車検は毎年 となり、メンテナンスの手間と費用が増える点はデメリットです。

要するに、

ポイント

🔶 アウトドアや長距離移動を「家ごと楽しみたい」人 → ハイエース

🔶 快適性や高級感を重視したい人 → アルファード

といったように、どちらが優れているというよりも 「自分の暮らしに合った選択」 が重要になります。

結論として大切なのは、メリットとデメリットを冷静に見極め、無理のない範囲で楽しむこと


車はあくまで「生活を豊かにする道具」ですから、経済的に背伸びせず、自分や家族が本当に求める時間の使い方を軸に選ぶことが、後悔しないポイントだと思います。


キャンピングカー購入ではなくDIYへ

キャンピングカーに憧れて

フルキャンピングカーは確かに憧れますが、価格が高く、維持費や保管場所の問題も含めて考えると、自分には少し現実味が薄いと感じました。


加えて、最初から全てが完成された状態だと「自分のスタイルに合わせて工夫していく楽しみ」が持ちにくい、という思いもありました。

だからこそ私は、中古のノーマル車をベースにして、必要に応じて少しずつDIYで手を加え、育てていくという道を選びました。


この方法なら初期費用を抑えつつ、自分のペースで改良を重ねられ、「世界に一台だけの自分のキャンピングカー」に仕上げていけるのです。

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DIYの最初の一歩としておすすめなのはポータブル電源。スマホ充電や照明にも使え、安心して自然と向き合える余裕が生まれます。

実際に夜の読書やスマホ充電で使ったとき、「これ一つで不安がなくなる」と実感しました。

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100万キロ神話と現実

ハイエースは「100万キロ走る」とよく言われます。
確かに耐久性は抜群ですが、実際には30〜50万キロでも十分すぎるほど長く使える車です。

大事なのは「新車かどうか」よりも、中古であっても安心して使えるかどうか


しっかり整備された中古のハイエースなら、趣味や旅行に使うには必要十分で、むしろ「価格を抑えて気軽に楽しめる」というメリットがあります。

「新車は手が届かない…」と悩むよりも、中古のハイエースをベースに自分らしくDIYしていくほうが、思い出も増えて楽しみが広がります。


走行距離にこだわらなくても、遊びの相棒としては一生ものの価値を持ってくれるのです。


まとめ

20年前の富士山のふもとで体験したキャンプから、私の中に芽生えた「自然とともに生きたい」という思い。


忙しい日々を経ても消えることはなく、老後の楽しみとしてキャンピングライフを夢見るようになりました。

テント泊から車中泊へ。欲望ではなく、妻への配慮と心のゆとりのために。


そして高額な完成品ではなく、DIYで少しずつ自分仕様にしていく。

キャンピングカーは「贅沢品」ではなく、**自然と戯れ、心を整える小さな庵(いおり)**のような存在です。

👉 読者への問いかけ
あなたなら老後、どんな旅を選びますか?宿泊旅行でしょうか、それとも“動く家”としてのキャンピングカーでしょうか?

青空の元、キャンピングカーが走っている

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【自己紹介】Kenji@LifeSpirit

Kenji@LifeSpiritのアバター Kenji@LifeSpirit 武道家・修行者/心を伝えるチーム

【この記事を書いた人】Kenji@LifeSpirit
大阪府生まれ。現在は千葉県在住の空手家・仏教修行者・トラックドライバー。空手と仏教の教えに支えられ、人生を立て直しました。LifeSpiritでは、心の揺らぎと向き合う日々の気づきを綴っています。“優しさこそが本当の強さ”──その信念とともに、日々修行を続けています。

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