準備しているのに、言えるかどうか心配だ。
原稿は考えた。
お伝えしたいことも、きちんと整理した。
それにもかかわらず、本番が近づくにつれて「言えないかもしれない」という不安が強くなっていきます。
スピーチや会議、挨拶、あるいは大切な一言。
準備をしている方ほど、このような感覚を経験されるのではないでしょうか。
「言えないかもしれない」という思いが大きくなりすぎて、緊張で夜も眠れない日があります。
それに、気合や根性では、到底乗り切れるものではありません。
しかし、考えていく中で分かったのは、「言えない原因は、自分の弱さではない」ということです。
実はこの不安には、はっきりとした理由があります。
しかもそれは、無理に克服したり、気合でねじ伏せたりする類のものではありません。
むしろ――
正しく理解すれば、自然にほどけていくものでした。
この記事では、なぜ準備している人ほど「言えないかもしれない」と感じてしまうのか。
そして、本番で固まらずに言葉が出てくるために、どこに目を向ければいいのかを、整理してお伝えします。
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なぜ人は「言えない」と思わされるのか

「言えない」の正体は、気合不足ではなく“思考のブレーキ”かもしれません
結論から言えば、答えは「考えすぎないこと」です。
「それができないから言ってるんじゃないか!」
ってツッコミが入りそうですが、ちょっと聞いてください。
本当に大切なのは、“考えない努力”ではなく、評価モードから抜けることなんです。
人が「うまく言えない」と感じるとき、心の中では次のような思考が働いています。
- 失敗したらどうしよう
- きちんと話さなければならない
- 変に思われたらいけない
この状態では、言葉が「気持ちを伝えるもの」ではなく、「評価される成果物」
に変わってしまいます。
つまり、
本当に言えないのではなく、「失敗してはいけない」と思い込まされている状態なのです。
これは能力不足ではありません。
真剣に向き合っているからこそ起きる、自然な反応だと思います。
※考えすぎないコツを書いた記事はこちら👉 考えが止まらないのは脳のせいだった|瞑想とDMNの違い【長時間運転で考えすぎる人へ】
実は本番で起きていること
ここで一番やってはいけないのは、先ほども言った「さらにうまく話そう」とかを考えすぎてしまうことです。
考えすぎるほど緊張は強まり、頭が真っ白になっていきます。
それさえしなければ大丈夫。
本番に立った瞬間、良い状況に変わります。
「もう後戻りはできない」
「やるしかない」
このとき、頭の中では「評価モード」から「実行モード」へと切り替わっています。
- どう話すかを細かく考えなくなる
- 他人との比較や迷いが消える
- 選択肢が一つに絞られる
その結果、最もシンプルで、自分の本心に近い言葉が、自然と口をついて出てくるのです。
だから本番を終えたあと、「思ったより言えたな」と感じることが起こります。
こう考えるとうまくいく(考え方のヒント)

本番で固まるのは、能力不足ではない
ここからは、私自身が意識している考え方を三つご紹介します。
いずれも話し方の技術ではなく、認識の切り替えです。
① うまく話そうとしない
目的を「上手に話すこと」から、「感謝や思いを向けること」に切り替えます。
言葉は評価されるためのものではなく、誰かに向けて置いていくものだと考えています。
② 覚えるのは一文だけにする
完璧な原稿を覚える必要はありません。
「これだけ伝えられれば十分」という一文を決めておくだけで構いません。
それだけで、気持ちは驚くほど楽になります。
③ 「失敗してもいい」ではなく、「もう行くしかない」と決める
腹を決めるというのは、気合を入れることではありません。
余計な選択肢を手放すことだと思います。
決めた瞬間、雑念は自然と静まっていきます。
言えないのは、弱さではない
言えないと感じるのは、逃げているからではありません。
真剣だからこそ迷い、悩む。
そして腹が決まったとき、人は自然に動けるのだと思います。
もし今、「言えない自分」を責めてしまっている方がいらっしゃったら、ぜひこう考えてみてください。
言えないのではなく、
言えないと思わされているだけかもしれない。
本番は、人を試す場ではありません。
余計なものが削ぎ落とされる場なのだと思います。
きっと、大丈夫です。
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【この記事を書いた人】

極真空手歴20年。トラックドライバーとして日々の労働をこなしながら、仏教・禅・気功の修行を重ね、心の鍛錬と現実生活を融合した生き方を探求。
ブログ「LifeSpirit」では、**“優しさこそ真の強さ”**を理念に、空手・仏教・日常修行を通じて「心を整える生き方」を発信しています。


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