■ はじめに:その「弱さ」は、あなたの力になる。
人には誰にも、他人には見せたくない「弱さ」があると思います。でも私は、空手と仏教の修行を通じて、こう思うようになりました。
**「弱さは、隠すものではなく、活かすものだ」**と。
そんな気づきを得るまでに、私は何に悩み、どう乗り越えたのか──
今日は、そのお話をさせてください。
■ 「こんな自分じゃダメだ」と思っていた日々

私は昔から、自分に対して劣等感を抱いていました。忘れっぽい、人より劣って見える、精神的に打たれ弱い……。
周りと比べては、「なぜこんな自分に生まれてしまったのか」と悩む日々でした。
■ 空手が教えてくれた「弱さの意味」
転機は、空手との出会いでした。強くなりたいという思いから稽古に通い続ける中で、ある日、ふと気づいたのです。
「そもそも自分が最初から強かったら、ここまで必死になれただろうか?」
弱さがあったからこそ、努力できた。その苦しさこそが、私の力の源だったのです。
■ 心の鍛錬──仏教からの教え
身体は鍛えられても、心の弱さは残りました。そんな時、仏教の「心の修行」に出会います。
- すべては移ろいゆくもので、永遠には続かない(諸行無常)
- 固定された「自分」など存在しない(無我)
- 苦しみは気づきの入り口であり、苦しみはあって当然である(四苦八苦)
この教えに触れた時、初めて「悩んでいた自分」を否定せず、抱きしめられるようになりました。
■ 今、つらいあなたへ届けたい
いま、もし「つらさ」に押しつぶされそうな人がいたら伝えたいです。
あなたのその“弱さ”は、恥じゃない。
それは、あなたにしか持てない“武器”なんです。
自分の弱さを隠さずに、認めてください。そこから、あなたらしい強さが必ず生まれます。
■ おわりに──そして、シリーズへの想い
私は今日も、弱さを感じながら、それでも歩いています。空手と仏教に出会い、「弱さを受け入れることが強さだ」と学べたから。
この連載では、これからも「心の実践」をテーマに、私自身の修行の記録をお届けしていきます。
次回は、**「怒りとの付き合い方──仏教の呼吸から学んだ心の整理術」**を予定しています。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
もしよろしければ、このような記事もたくさん読まれていますので、お立ち寄りいただければ幸いです。
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