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ゴルフで大切なのは、スイングの形より“心の在り方”だと、私は強く感じています。
私はプロゴルファーではありません。
ですから、スイング理論やクラブの使い方など、技術的なことを細かくお伝えすることはありません。
けれど、20年以上にわたり空手と仏教修行を通して「心を整える」ことの大切さを学んできました。
私は、ゴルフの中にもまったく同じ“心の修行の場”であると強く感じています。
ゴルフの様々な場面でそう感じますが、特にスイングのときです。
「力を抜く」「欲望を捨てる」ということを考えたときに強く感じるのです。
この記事では、技術の話ではなく「心のあり方」に焦点を当てて、焦りや力みをどう受け止めるか、そして“無心”でプレーするためのヒントをお伝えします。
スコアに一喜一憂するのではなく、“心を整えるゴルフ”を通じて上達を実感したい方に読んでいただきたい内容です。
読み終えるころには、あなたの中で“ゴルフの悟り”が、ひとつ深まっているはずです。
【🏌️♂️この記事はこんな方におすすめです】
- 練習ではうまくいくのに、本番で力んでしまうゴルファー
- メンタルの波がスコアに影響してしまう人
- 技術よりも「心を整えるゴルフ」を学びたい人
【🌿この記事で得られること】
- 「力を抜く」という本当の意味が理解できる
- 焦りや欲望がショットに与える影響を“心の動き”として見つめられる
- ゴルフを通して“無心”や“心の安定”を実践できるようになる
【👤この記事を書いた人】

こんにちは、Kenjiです。
私は極真空手を20年以上続け、仏教修行を通して「心の修行」を日々実践しています。
その中で気づいたのは、ゴルフもまた“自分の心を映し出す鏡”だということ。
このブログでは、空手・仏教・そしてゴルフを通じて気づいた「心を整えるヒント」を、
誰にでもわかりやすく丁寧にお伝えしています。
🌿 ゴルフがうまい人ほど知っている──「力を抜く」本当の意味

「力を抜こう」と思っているのに、気づけば身体が硬くなっている。
そんな経験、ありませんか?
私は「力を抜く」という意味を長年、誤解していました。
“軽く振ること”や“余裕を持つこと”くらいのありきたりに考えていたのです。
でも実際は、「本当にこれでいいの?」と思うほど、何もしない勇気を持つことが大切なのです。
多くの人は「上手く打とう」「遠くへ飛ばそう」と意識するあまり、無意識に体を固め、力を込めてしまいます。
しかし、力を抜くというのは、ただ“力を抜く動作”ではありません。
「結果をコントロールしようとする心」を手放すこと。
クラブを振るのではなく、クラブに振らせる。
クラブに振らせるとは、具体的にどういうことでしょうか?
次の章では、クラブを振るとクラブに振らせるの違いを詳しく解説いたします。
💫 クラブを振るとクラブに振らせるの違い
①「クラブを振る」とは
自分の腕や手の力でクラブをコントロールしようとする打ち方です。
たとえば、
- 「この方向に振ろう」と手で操作する
- 「自分でスピードを出そう」と力む
- 結果、肩や腕が固くなる・タイミングがずれる
こういう状態のことです。
言い換えれば、自分中心の“能動的”な動きです。
②「クラブに振らせる」とは
体の動きや重力・遠心力に任せて、クラブが自然に動く流れを邪魔しない打ち方です。
- 腕や手は“引っ張る”のではなく“ついていく”
- グリップを「運ぶ」感覚
- クラブヘッドの重さを感じながら、勝手にスイングが回る
- 結果、力みが抜けて、ヘッドスピードが自然に上がる
つまり、自分で振るというより
👉 クラブの重さと遠心力を「利用」している状態。
身体はそのエネルギーの通り道になります。
③体感するコツ
これを理解するには、実際に「体で感じる」のが一番です。
次の練習を試してみてください。
- 片手で素振り(右手だけでも左手だけでもOK)
→クラブヘッドの“重さの軌道”を感じてください。 - クラブを軽くぶら下げるように握り、遠心力で自然に回す
→「振る」ではなく、「クラブが回る」感覚。 - 力を抜いたまま、ヘッドが勝手に走るのを感じる
このとき、手や腕で無理に引っ張ろうとするとクラブが「止まる」感覚になるはずです。
逆に力を抜くと「勝手に振らされる」ようになります。
これがまさに「クラブに振らせる」ということです。
打とうとせず、ただスイングの流れを見守る。
そこに必要なのは技術ではなく、“信頼”と“委ねる勇気”です。
最初は不安になるかもしれません。
「本当にこんなに力を抜いて大丈夫か?」
「ボールが当たらないんじゃないか?」
──そう感じるのが普通です。
けれど、そこで一歩引いてみると気づきます。
体の奥にある自然なリズム、クラブの重みが導く軌道、そして、打球が伸びていく“気持ちのよさ”。
それが、心と身体が調和し、スイングが自然に整う──
**“真の脱力”**なのです。
🧘♂️補足(僕の体験談)
空手でも同じです。
力で押し切ろうとすると、かえって技が鈍る。
けれど、心を鎮め、相手に委ねるように動くと、自然に技が出る。
ゴルフのスイングもまったく同じだと気づいたとき、僕は初めて“打つことをやめる勇気”を持てました。
💭 力が抜けないのは“心”が焦っているから
ミスショットの原因を「スイングの形」だと考えがちですが、実はそれ以前に、“心の緊張”が身体を支配しています。
- 誰よりもたくさん飛ばしたい
- カップに入れたい
- スコアを取り返したい
という思いが強すぎると、心が焦り、筋肉も連動して硬直します。
たとえば、林の中から無理にグリーンを狙おうとしたことはありませんか?
本来なら横に出すだけでいいのに、「一発で取り戻したい」という欲が出て、結果は枝に当たってさらに悪化──。

その瞬間、心の焦りがショットを壊しているのです。
📌 関連記事リンク:
👉 苦しみを受け入れると心は強くなる|仏教と心理学に学ぶ“逃げない生き方”
私も同じでした。
“脱力”しようとしても、思うように力が抜けない。
そんな時に役立ったのが、グリップトレーナー。
握力を一定に保つ練習をすることで、「力を入れない感覚」を少しずつ体で覚えることができました。
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🧘♂️ “脱力”の本当の意味──何もしない勇気
多くの人が「脱力」を“軽く振ること”だと誤解しています。
でも、本当の脱力は**「余計なことをしない勇気」**なんです。
力を抜いた瞬間に起きた変化
ある日、私はふとした拍子に、**完全脱力で何も考えず**にクラブを振ってみました。
手も腕も軽く、まるで“自分の体じゃない”ような感覚。
それでも、ボールはスッとまっすぐ飛んでいきました。
そのとき気づいたのです。
「コントロールしよう」という意識を手放した瞬間に、心も体も自然に調和することを。
これは、空手の「無心の突き」と同じ。
“意識していないのに正確に当たる”──そんな境地です。
人は「自分でどうにかしよう」とすると、必ず余計な力が入ります。
それを手放すことこそ、本当の“脱力”なのです。

👁️ ミスの後に出る“欲望”を観察する
「今のはもったいない」「次で取り返したい」
──そんな心の声が聞こえたら、それは“欲”の始まりです。
ゴルフでは、ミスを恐れる心が新たなミスを生みます。
たとえば、OBを出した直後に「次こそ!」と強く握ってスライス。
これはまさに、心が結果を急いだ証拠です。
日常でも同じです。
失敗をすぐに取り戻そうと焦ると、空回りして余計悪くなる。
ゴルフは、その“心の癖”を可視化してくれる鏡のようなスポーツです。

📌 関連記事リンク
👉 落ち着きがない・集中できないのはなぜ?──ADHD的“生きづらい脳”の正体を探る
私の場合、焦りを感じたときは一度空を見上げるようにしています。
その瞬間に心がリセットされ、呼吸が戻るんです。
この時に役立っているのが、日差しを和らげる「サンバイザー」。
視界をクリアにしてくれることで、自然と集中力が戻ります。
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🕊️ “無心”とは何も考えないことではない
「無心」と聞くと、“何も考えないこと”だと思う人が多いですが、実はそうではありません。
“無心”とは、「余計なことを考えても、引きずられない状態」。
つまり、心が揺れても“戻れる力”のことです。
ラウンド中に“無心”を保つコツ
- 打つ前に3秒だけ深呼吸する
- 他人のスコアを気にしない
- 「今この一打」にだけ集中する
この3つを続けていくうちに、自分の内側が静かになっていく感覚に気づくはずです。

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👉 ゴルフのセカンドショット戦略|「狙うか?刻むか?」迷わない3つの判断基準と心の整え方
🎯 まとめ──ゴルフは“心を映す鏡”
ゴルフは、技術だけでなく「心の状態」をそのまま映すスポーツです。
焦れば力が入り、欲を出せばミスが増える。
逆に、心が静まればボールも素直に飛んでいく。
つまり、ゴルフとは「心を観察する修行」そのもの。
脱力も無心も、“技”ではなく“心の姿勢”なのです。
次にラウンドへ出るとき、ぜひ「本当に力を抜いてみる」勇気を持ってください。
思っている以上に、何もしていないのに、ボールはまっすぐ進みます。
そのとき、あなたの心もまた、前へ進んでいるはずです。
💬あなたへの問いかけ
あなたは今、「力を入れない勇気」を持てていますか?
ゴルフでも人生でも、焦らず、比べず、“何もしないこと”が最も強い一打になる瞬間があります。
今日の記事が、あなたの次のラウンドで心を軽くする一助になれば幸いです。
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