怒りを抑える方法|怒りを我慢しない「心のトレーニング」3選【実践編】─ 怒りと向き合う連載・第3回 ─

怒りを我慢せずに向き合うための心のトレーニングを表したイラスト

「怒らないようにしよう」
「落ち着こう」
「冷静でいよう」

そう思っているのに、気づいたら声を荒げていたり、怒ったことを後悔したりしていませんか?

「わかっているのに何故かできない」

この感覚を持っている人は、とても多いと思います。

でも、はっきり言います。

それはあなたの意志が弱いからではありません。

怒りには、気合いや我慢では止められない“心の流れ”があるからです。

今回は、怒りをなくそうとする話ではありません。

怒りが出てきたとき、どう向き合い、どう流れを変えていくか。

日常でできる、現実的な心のトレーニングを紹介します。

この記事で得られること

この記事では、怒りを「我慢」で止めるのではなく、怒りの流れを変えるために、今日からできる3つのトレーニングを紹介します。

  • 怒りに飲まれそうな瞬間に、まず何をすればいいかが分かる
  • 反射的に言い返して後悔する回数を減らせる
  • 「怒らない人」ではなく、怒りに振り回されない自分に近づける

※これは精神論ではなく、日常で試せる実践だけをまとめています。

関連記事:こちらを読んでいただけるとさらに理解が深まります。

【怒り編①】怒りではなぜ心は晴れないのか!?──仏教が教える怒りの大きな誤解

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目次

目指すのは「怒らない人」ではない

怒りを抑えきれず、パソコンに向かって拳を握り叫ぶ男性のイラスト

よくある考え方に、こんなものがあります。

  • 怒らないのが大人の対応
  • 感情を出さないのが正解
  • いつも穏やかでいるべき

でも、これらは実は現実的ではありません。

人は感情を持つ生き物です。

怒ること自体は自然な反応です。

大事なのは、

怒らないことではなく、怒りに振り回されないこと

怒りを無理に抑えようとすると、別の形で噴き出します。

だから方向を変えます。

怒りをどう扱うか。

そこに目を向けていきます。

関連記事:【怒り編②】仏教が説く“怒り”の本質──三毒(トン・ジン・チ)から心の構造を学ぶ

怒りを止めようとすると、逆に強くなる

怒りを感じたときに心を整えるため、静かに本を前にして手を組む人物のイメージ

怒りと向き合うには、「抑える」よりも「立ち止まる」時間が大切

怒ることをやめたいと考えている人は、怒りを感じた瞬間こう考えます。

  • 怒っちゃダメだ!
  • 落ち着け!
  • 我慢しよう!

でも実は、これが逆効果になることが多い。

なぜなら、怒りは「抑えれば抑えるほど増していく」性質があるからです。

抑え込まれた怒りは、心の奥で力を溜めます。

そこで大事なのが、「止めることではなく気づくこと」です。

実践① 気づく ―「今、怒りがある」

怒りを感じたら、まず心掛けることはこれだけです。

心の中でこう言います。

  • 「今、怒りがあるな」と自覚する
  • 「体が熱くなっている」と自覚する
  • 「言い返したくなっている」と自覚する

ここでポイントがあります。

❌「私は怒っている」
⭕「怒りがあると感じる」

この違い、地味ですが重要です。

「怒り=自分」になると、感情に飲み込まれます。

「私は怒っている」と言った瞬間、怒りは“自分そのもの”になってしまう。

「怒りを感じている」と言えた瞬間、感情と自分の間に距離が生まれます。

それだけで、怒りは少し弱まります。

✅ 実践①「怒りに気づく」チェック

怒りが出たら、まずここだけ確認します。

怒りが出た瞬間のチェック
  • 「今、怒りがある」と心の中で言えた
  • 体が熱い/呼吸が浅いなど、体の変化に気づけた
  • ❌「私は怒っている」ではなく、⭕「怒りが出ている」と言えた

できなくてもOK。1個でも気づけたら勝ちです。

実践② 呼吸 ― 考えるより先に体を整える

怒りは、感情より先に体が怒りを感じます。

  • 呼吸が浅くなる
  • 肩や手に力が入る
  • 心拍が上がる

だから、考え方を変える前に体を整えます。

✅ 実践②「呼吸」のチェック

怒りは頭より先に体に出ます。まず呼吸で体を落ち着かせます。

怒りを鎮める「呼吸法」
  • 鼻から4秒吸う
  • 1〜2秒止める
  • 6〜8秒で長く吐く(吐く方を長め)
  • これを1分間行う

コツは「吐く時間を長く」。

これだけで怒りの勢いが落ちます。

実践③「すぐ反応しない」練習

怒りが強くなる一番の原因は、即反応してしまうことです。

思った瞬間に、

  • 言い返す
  • 表情に出す
  • 態度で示す

この一瞬が、後悔につながります。

✅ 実践③「反応しない」のチェック

だから練習するのは、たった一つ。

それは、”間をつくること”です。

これによって、怒りに反応することを遅らせることができます。

怒りに飲み込まれないための「5秒ルール」
  • 返事を5秒遅らせた
  • 一歩下がった(距離を取った)
  • 何も言わない選択を持てた

この“間”が作れると、怒りの流れが変わります。

反応しない練習を繰り返すことにより怒りから離れる。

これが大切です。

怒りを観察するのは、最初は至難の業です。

私も空手の試合や仕事などで、何度も失敗しました。

そこで、私が助けられたのがこの一冊でした。

怒っているときほど、本を開く余裕はなくなります。

だからこそ、耳で聞けるAudibleは相性がいいです。

私はトラックドライバーなので、移動中にも学べて助かっています。

うまくできなくていい。気づければ前進

ここ、すごく大事ことなので一言。

怒ってしまってもいい。

失敗してもいい。

大切なのは、

完璧にやることではなく、気づける回数を増やすこと

「また怒った」ではなく、「今、気づいた」。

それが積み重なると、怒りは少しずつ力を失っていきます。

怒りを客観的に見る力は、こう育つ

おすすめなのは、1日の終わりにこれをすることです。

1日の終わりに行う「怒りの振り返り」
  • 今日強く怒りを感じた場面を思い出す
  • 良い・悪いで判断しない
  • 「なぜ反応したのか」を考えるが、評価はしない

これを続けると、

  • 怒りの予兆に早く気づく
  • 自動反応が減る
  • 心に余裕が生まれる

少しずつ、怒りに支配されない感覚が育ちます。

まとめ|怒りは敵ではない

怒りは敵ではなく、心の奥にある大切な感情であることを表現したイラスト

怒りは消すものではありません。
抑え込むものでもありません。

気づいて、距離を取って、流すもの。

それができるようになると、怒りは人生を壊す力ではなくなります。

心のトレーニングは、特別な場所でやるものではありません。

日常の中で、何度もやり直しながら育てていくものです。

それで十分です。

次回予告(第4回)

怒りの奥にある「本当の理由」
― 手放すことで、心が軽くなる話 ―

怒りの裏に隠れている不安・怖さ・守りたい気持ちを見ていきます。


📌 合わせて読みたい:生活に関わる“大事なテーマ”はこちら

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🌿 最後まで読んでくださってありがとうございます。
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【この記事を書いた人】

Kenji@LifeSpiritです。

極真空手歴20年。トラックドライバーとして日々の労働をこなしながら、仏教・禅・気功の修行を重ね、心の鍛錬と現実生活を融合した生き方を探求。

ブログ「LifeSpirit」では、**“優しさこそ真の強さ”**を理念に、空手・仏教・日常修行を通じて「心を整える生き方」を発信しています。


怒りを我慢せずに向き合うための心のトレーニングを表したイラスト

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【自己紹介】Kenji@LifeSpirit

Kenji@LifeSpiritのアバター Kenji@LifeSpirit 武道家・修行者/心を伝えるチーム

【この記事を書いた人】Kenji@LifeSpirit
大阪府生まれ。現在は千葉県在住の空手家・仏教修行者・トラックドライバー。空手と仏教の教えに支えられ、人生を立て直しました。LifeSpiritでは、心の揺らぎと向き合う日々の気づきを綴っています。“優しさこそが本当の強さ”──その信念とともに、日々修行を続けています。

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