歩道の縁石に腰掛けて、新聞を読むおじいちゃんを見かけました。その姿に、どこか懐かしい温かさを感じると同時に、私の心にはこんな疑問が浮かびました。
「私のブログのような情報は、このおじいちゃんに届いているのだろうか?」
インターネットが当たり前になったこの時代。けれど、全ての人がその情報にアクセスできているわけではありません。私は「発信者」として、この現実と向き合わなければならないと強く感じたのです。

情報はすべての人に届いていない。だから私は伝え続ける。
現代は「情報過多」といわれますが、実は多くの人が必要な情報に触れられていないという現実があります。特に、ネットやSNSを使わない高齢者や、デジタルに疎い層には、私たちの発信はまったく届いていないことがあるのです。
だからこそ、私はあきらめずに発信し続けます。
「届けたい人に届く努力」を、続けていきたい。

情報格差の現実(エビデンスで裏付け)
ここで、日本の「情報格差」の現状を示す具体的なデータを見てみましょう。
🧮《年代別インターネット利用率》(2024年・総務省「通信利用動向調査」より)
年代 | インターネット利用率 | 主な情報源の傾向 |
20代 | 約99% | SNS・YouTube・検索サイト |
30~50代 | 約95~98% | SNS・Webメディア・動画 |
60代 | 約85% | Webニュース・テレビ |
70代 | 約60% | テレビ・新聞が主 |
80代以上 | 約30%未満 | 新聞・テレビ中心、ネット利用極 |
📌 注目ポイント:80代以上になると、約7割がインターネットを使っていない。つまり私たちの発信は、「そもそも見られていない」可能性が高いのです。
🧾《ブログ運営の実態と継続率》(日本語圏、2023年時点の推計)
区分 | 人数(推定) | 備考 |
ブログを開設したことがある人 | 約1,000万人 | 日本人口の約10% |
継続して3か月以上運営している人 | 約200万人 | そのうちの20%程度 |
週1回以上、思索的な内容を投稿する人 | 約10万人未満 | 全体の1%未満、「哲学・考察系」はさらに少数 |
📌 注目ポイント:情報を「継続的に、思いを込めて発信している人」は、1万人に1人以下のレベル。
社会や人の心を見つめ、継続して発信しているブロガーは本当にごくわずかです。
歩道で新聞を読むおじいちゃんと、私の気づき
道端で新聞を読むおじいちゃんを見かけたとき、私は疑問に思い、前記したことを調べました。インターネットには無縁そうなその後ろ姿に、私は「この人には、自分の発信は届いていない」と気づかされました。
一生懸命記事を書いても、SNSでシェアしても、それを「見てくれる人」は限られている。届けたい人に届かない現実が、そこにはありました。
でも、私はそこで諦めたくはなかった。むしろ、だからこそ届けたい。だからこそ、続けよう。
そう思えた瞬間でした。
発信をやめない。すべての人に届ける努力を続けたい。

この情報社会の中で、伝えたいことがあるのに、届かない人がいる。その現実に、発信者として私は責任を感じます。
私はブログを通して、すべての人に届く努力をします。ネットを使えない人にも届くように──紙での配布や地域の場を活用する方法も考えていきたい。
「それでも届ける」──この姿勢こそが、私がこの道を歩む意味であり、誰か1人の心に届いたとき、それはかけがえのない喜びになると知っているからです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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