参議院選挙が、いよいよ公示日を迎えました。
今回の選挙は、ただの定例選挙ではありません。実は「巳年の選挙」――12年に一度、日本の政治の構造そのものを動かす力を持つ節目なのです。
前哨戦となった都議会議員選挙では、自民党が議席を減らし、代わりに都民ファーストが躍進。そして、あまり注目されていなかった新興保守系政党が3議席を取るなど、予想を超える展開がありました。
私は今、強く感じています。この選挙こそ、私たちの暮らし、そして子どもたちの未来に直結する「本気で考えるべき選挙」だと。

12年に一度の「巳年選挙」が持つ意味
巳年に行われる選挙は、日本の政治にとって特別なタイミングです。
12年前(2013年)にも自民党が大きく議席を伸ばし、その後の政治の方向性が固まったように、今年の選挙も今後の10年、20年の政治を決める大きな節目になるでしょう。
都議選が示した「変化の兆し」

今回の都議選では、自民党が苦戦し、代わって都民ファーストが票を伸ばしました。
これは「保守は保守でも、自民には任せておけない」という都民の声の表れと見てよいでしょう。
自民党の後退と都民ファーストの躍進
注目された参政党の議席獲得
そして何より驚いたのは、あまりメディアに取り上げられなかった新興保守政党が3議席を獲得したことです。
その一角である参政党の神谷宗幣氏は、私もYouTubeで彼の主張を何度か見てきました。非常に勉強熱心で日本の未来を真剣に考えている人物だと感じます。
しかし一方で、天皇主権や戦前回帰的な憲法観には、私は強い違和感と危機感を抱いています。
保守だからといって、思想の方向性まで無条件で支持するのは危険です。
れいわ新選組の挑戦と今後の展望
れいわ新選組は今回、候補者3人のみで挑みましたが、惜しくも全員落選。以前のブログでも書きましたが、彼らの掲げる政策や理念にはブレがなく、真っすぐな志を感じています。

今回の都議選では国政政党ではない都民ファーストが票を集めましたが、参院選には出てきません。その票がどこへ流れるかは、れいわ新選組にとっても大きなチャンスとなるでしょう。
今こそ“考える国民”に

私は、今回の選挙を「転機」と捉えています。選挙に対する無関心は、現状維持どころか、現状悪化を許すことになってしまいます。
「どの政党も完璧じゃない」
「誰を選んでも変わらないかも」
そんな声もあります。でも、だからこそ一人ひとりが「考える国民」になることが、未来を変える唯一の方法だと私は思います。
投票は、政治家のためではなく、自分と大切な人たちのためにするもの。
自分の価値観と照らし合わせて、「少しでも近い」と思える人に託す――その一票には、想像以上の力があります。
最後に――今こそ、私たちの出番です
投票率が低ければ、少数の声で政治が決まります。
「自分が行っても変わらない」ではなく、「自分が行かなければ何も変わらない」と考えてみてください。

巳年の参院選。
これは未来の日本を「誰に任せるか」ではなく、「どう創るか」を選ぶ選挙です。
私たち一人ひとりが、その一歩を踏み出しましょう。
投票所へ行くという行動こそが、希望の種になります。
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